月50本観るマニアが厳選!死ぬまでに観るべき名作映画ランキングTOP30

更新日: 2017年1月24日

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名作映画と言えば、すべて感動する映画のように思われがちですが、その舞台裏や俳優の感性や表現力に注目が集まることもあります。そんな感涙の作品や、経験したことのない苦味を残す映画、救われようのない重いテーマを突きつける作品もご紹介してゆきます。

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月に50本見たからと言ってそれが大きな意味を持つわけではありませんね。ただ数多くの映画を観て心に深い感動や重い航跡を残してくれる作品は確かに存在します。思わず立ち止まり振り返り観る、名作と呼ばれる作品群のご紹介です。すべての人の感性を震わせることはできなくても、必ず一つはピッタリくる作品に出会えます。そんな一度は観ておきたいおすすめの名作映画ランキングTOP30です。

 

第30位 最強の二人(原題:Intouchables)

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公開年:2011年(フランス)
監督:エリック・トレダノ オリヴィエ・ナカシュ
出演:フランソワ・クリュゼ オマール・シー

【あらすじ】

大富豪のフィリップは不慮の事故で、首から下が麻痺し新しい介護人を探していた。面接にやって来た黒人青年のドリスは生活保護に必要な「不採用通知」が目的の不届き者だったが、なぜかフィリップは彼を採用することにした。言葉遣いも行動も破天荒なドリスだったが、フィリップにとっては同情や偽善のないやりとりが新鮮であり、やがて二人の間に友情が芽生えてゆく…

【おすすめポイント】

第24回東京国際映画祭のグランプリ作品です。富豪ながら不自由な体、健康ながら貧しさを抜け出せない黒人青年。この接点のなさそうな二人を対比させ、財産目当てでまとわりつく親族、スラム街の現実を織り交ぜながらも、二人の世界が無限に広がってゆくストーリーです。我々は日常の生活の中で、車いすを押す人を見て「お世話する人とされる人」と短絡的な構図で納得していないか。そんな先入観を吹き飛ばす、誰もが笑顔で泣ける名作です。

第29位 ソイレント・グリーン(原題:Soylent Green)

www.amazon.co.jp/dp/B00DJBZN5O

公開年:1973年(アメリカ合衆国)
監督:リチャード・フライシャー
出演:チャールトン・ヘストン エドワード・G・ロビンソン

【あらすじ】

2022年コントロール不能となった人口増加は、街にあふれる飢えた人々と一部の特権階級に分離された世界になっていた。肉や野菜など、かつて人々が口にした食料は、年老いた世代が記憶の中でのみ知る過去のものとなり、人々はソイレント社がプランクトンから作る「ソイレントグリーン」を配給される生活を送っていた。ある日ソイレント社の幹部殺害事件が起こり、殺人課のソーン刑事は知恵袋のソル老人と捜査に乗り出す…

【おすすめポイント】

43年前のミステリー映画です。主演のソーン刑事は「ベン・ハー」などの大作で知られるチャールトン・ヘストンが熱演しています。近未来の食糧危機と人口増加をテーマにした作品ですが、時代設定が2022年となっており、今に生きる私たちには、もはや未来ではない出来事ですね。さすがに半世紀前の撮影技術と画像の質感は現在の比較にはなりませんが、作品の先見性と驚愕のラストが待つ名作です。日本では高度成長期の未来に向かっていた時代であり、当時のSF作家ハリイ・ハリスンの「人間がいっぱい」がベースになったおすすめの一本です。

第28位 善き人のためのソナタ(原題:Das Leben der Anderen)

www.amazon.co.jp/dp/B009NPAJ8Q

公開年:2006年(ドイツ)
監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
出演:ウルリッヒ・ミューエ マルティナ・ゲデック セバスチャン・コッホ

【あらすじ】

1984年の東ベルリン、いまだ冷戦の影をおとす国家保安省の局員、ヴィースラー大尉(ウルリッヒ・ミューエ)は反体制活動の疑いを持つ、劇作家のドライマン(セバスチャン・コッホ)と同棲中の女優クリスタ(マルティナ・ゲデック)を監視する盗聴任務に就く。やがて複雑にからみあう人間関係が、国家に忠実に生きてきたヴィースラー大尉の心に波紋をひろげてゆく…

【おすすめポイント】

第79回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した名作です。ここで語られるのは東ドイツの秘密警察、シュタージの恐るべき監視体制ではありません。国家に不利な思想や言論を封じる行いは東ドイツに限らない時代でした。盗聴器から聞こえる会話やピアノの奏でる音色が、大尉の信じる人生観を揺るがし、心の琴線にふれる何かをもたらします。寡黙なヴィースラー大尉を日本映画のスパイゾルゲにも出演したウルリッヒ・ミューエが見事に演じています。週末の夜にじっくり楽しみたい一度は観るべきおすすめのDVDです。

第27位 バタフライエフェクト(原題:The Butterfly Effect)

www.amazon.co.jp/dp/B000AM6R00

公開年:2004年(アメリカ合衆国)
監督:エリック・ブレス J・マッキー・グラバー
出演:アシュトン・カッチャー エイミー・スマート ウイリアム・リー・スコット

【あらすじ】

エヴァン(アシュトン・カッチャー)は少年時代に記憶を失うことがあり、医師のすすめで日記をつけていた。大人になってからは普通の暮らしをしていたが、ある日、日記を読み返したその時代に戻れる能力に気づく。そして幼なじみケイリー(エイミー・スマート)との途切れた記憶を取りも戻すために過去に戻るが、運命は予想外の波紋となってエヴァンの前に立ちはだかる…

【おすすめポイント】

愛する女性のために過去に戻り運命に挑戦した男の、胸熱くなる映画です。タイトルが示すバタフライエフェクトは、「一匹の蝶の羽ばたきが地球の裏側では竜巻を起こす」カオス理論のバタフライ効果を題材に名付けられました。まさに過去の事象を変えると思わぬ波紋が広がり、予想もできない運命が待ち受けるサスペンスの要素が含まれています。主演のエヴァンを「バレンタインデー」の花屋で印象に残るアシュトン・カッチャーが好演しています。時間の旅を応援しつつと待ち受ける残酷な運命がたまらなく切ない名作です。2作目3作目と続きますが、この1作目がおすすめです。

第26位 シテイ・オブ・エンジェル(原題:City of Angels)

www.amazon.co.jp/dp/B00005HKXR

公開年:1998年(アメリカ合衆国)
監督:ブラッド・シルバーリング
出演:ニコラス・ケイジ メグ・ライアン

【あらすじ】

死の瞬間に寄り添う天使のセス(ニコラス・ケイジ)は、ロサンゼルスの病院で働く外科医マギー(メグ・ライアン)が患者の命を懸命に救おうとする姿に惹かれる。そして見えるはずのない自分に視線を向けたことに驚く。そして患者の死と向き合い思い悩むマギーの前にセスは姿を見せる。それは天使の掟を破ることだった。そして元天使だと名乗る男メッセンジャーに出会う…

【おすすめポイント】

1987年の「ベルリン・天使の詩」のリメイク版で、守護天使が人間の女性に恋をする映画です。特に新しさを感じるストーリーではありませんが、「リービング・ラスベガス」の快演以来、勢いに乗るニコラス・ケイジが、味覚も触覚もセリフもない、天使のセス役を見事に演じきりました。そしてラブコメの女王、メグ・ライアンがいつもの愛らしさを抑えた、知性があり弱さも秘めた外科医を熱演しています。小細工のいらない王道のラブストーリーとして、一枚の絵画を楽しむような気持ちで、美しい映像と音楽も楽しみたいですね。一度は観ておきたいおすすめの心に残る名作です。

第25位 アンドリューNDR114(原題:Bicentennial Man)

www.amazon.co.jp/dp/B018S2FASS

公開年:1999年(アメリカ合衆国)
監督:クリス・コロンバス
出演:ロビン・ウイリアムス エンベス・デイヴィッツ サム・ニール

【あらすじ】

ロボット工学三原則の家庭用ロボットが普及する時代、マーティン家に掃除や家事を手伝う家電製品のロボットがやって来て「アンドリュー」と名付けられた。やがて娘のリトルミスのために木彫りの馬を作ったアンドリューに、他のロボットにないユニークさを感じとったマーティンは、書物や歴史などの知識を与え、時計作りを勧める…やがてアンドリューの自我はより自由を求めてゆく。それはプログラムの中のことなのか…

【おすすめポイント】

アイザック・アシモフの原作を映画化したSF映画です。人間になることを望んだロボットの200年の物語は、人工皮膚を獲得した段階からのアンドリューを名優ロビン・ウイリアムスが演じています。まさに介護ロボットなどさまざまな分野にロボットの実用が具体化しようとする現代では、いろんな視点で楽しめる名作です。やがて人間の女性を愛してしまうアンドリューですが、欺し奪い憎しみ合う一面を持つ不完全な人間のどこに希望を見いだすのか、高度化したロボットと人間の境界線は命の限界だけなのか、禅問答のような遊び心を刺激するおすすめ映画です。

第24位 ファイトクラブ(原題:Fight Club)

www.amazon.co.jp/dp/B0000AFOE4

公開年:1999年(アメリカ合衆国)
監督:デヴィット・フィンチャー
出演:エドワード・ノートン ブラッド・ピット ヘレナ・ボナム=カーター

【あらすじ】

ナレーターの自分が語り始めるストーリー。ジャックは自動車会社のリコール担当で暮らしに不自由はないが、不眠症に悩み、医者のすすめでガン患者などの自助グループへの参加をすすめられる。その効果で不眠症は解消されたかに見えたが、いくつかの集会で場違いな女、マーラに出会ったことから再び不眠症が始まる。そんな時、知り合ったタイラーがジャックに「一発殴ってくれ」と言う…

【おすすめポイント】

エドワード・ノートンの「僕」の一人称で始まる物語は、自分とは対照的なタイラーと出会うことで謎めいた女マーラやファイトクラブのさまざまな人物が絡み合う衝撃のラストへ向かいます。激しい暴力描写が話題にもなった作品ですが、主題の読みにくいサスペンスです。不眠症に悩むジャックをエドワード・ノートン、ファイトクラブを率いる男タイラーをブラッド・ピットが好演しています。謎の女マーラには「英国王のスピーチ」のヘレナ・ボナム=カーターが個性豊かな役どころを見事にこなしています。ティム・バートン監督の奥様ですね。ジャケットの印象とタイトルから殴り合い集団のイメージがありますが、よく作り込まれたおすすめの名作です。

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